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・・・パソコンの苦手な社会科教師のために、私が蓄積してきたパソコン・ネット術を紹介します・・・

初心者のパソコン講座です 情報をすばやく集めて管理する術  1.16/06
おすすめフリーソフト

内容……ベッキーを使おう  ノートパソコンをデスクトップにつなぐ

ミニ・パソコンが離せません

 2002年夏、ソニーのクリエClieを買いました。SJ30。ネットで予約して買う、という人生初めての初物買い。娘は「ミニ・パソコン」と、呼んでいますが、PDAと呼ばれていますね。メモリが15メガ、スケジュールやメモを手書き入力できる、本当に小さなパソコンです。OSはパーム、カラー液晶で、エクセルデータも見られる。赤外線通信ができるので、サラリーマン同士で名刺交換代わりに、自分のデータを相手と交換できるようです。
 仕事で便利なのは、スケジュールとto-doリスト、メモ、アドレス帳でしょう。クリエを得てから手帳を使わなくなりました。昔のスケジュールを思い出すときも検索が使えるので助かります。PalmOS用のフリーソフトも出回っているので、クリップボート・メモリー拡張とショートカットにお世話になっています。エクセルデータで数百の顧客データも持ち歩いています。もちろん辞典入り。また、プークという電子読書ソフトも入っていて、岩波文庫からスキャナーでデューイを取り込みミニ・パソコンに入れてあります。文庫本を十冊以上持ち歩いている感じです。
 実は、クリエで一番助かっているのがゲームです。ソニーで予約購入したらいろいろな得点が特典がついて驚いたのですが、一つは辞典。もう一つはゲームでした。Raymanに一時期こりました。そして、PSol、トランプゲームなのですが、寝る前にやるとどんなに頭を使った後でも眠くなるのです。このお蔭で、不眠症がほとんど克服できました。コーヒー好きなので寝る前に飲んで、後で2−3時間眠れなくなって苦しむことがよくあったのに、今は全然気にしなくなりました。クリエ様様です。

親指シフトを知っていますか

 実は、私、親指シフターです。今は、「ニコラ配列」などと呼び名を変えておりますが、富士通ワープロに採用されていた親指シフトキーボードに完全に同化した人のことです。キーボードの一番下の段の真ん中に二つの(右と左の)親指シフトキーがあるのが、その最大の特徴です。
 キーを打つときに使われない左右の親指を、1)全く使わないとき、2)右親指を同時に押すとき、3)左親指を同時に押すときの3通りに使い分けて、キーボードの数字より下の3列のキーを3種の仮名に使い分ける、という絶妙な技を使うのです。
 ローマ字入力だと、例えば採用だとsaiyouと6回キーを打ちますが、親指シフトだとさいようと4回です。子音のある音が半分の回数になる分、親指シフトのほうが速く打てることになるわけです。統計的に1.7 〜1.8 倍速くなるそうです。短い文章だと気になりませんが、ローマ字入力で長い文章を打つと、「えーっ、まだこれだけ」と唖然とします。
 でも、みなさんはローマ字入力の方が覚える数が少ないから楽だと言われます。確かにそうですが、人生でキー入力する回数を考えると、私は無駄な時間を費やす気にはなりませんね。初期投資を重視するか、しないかの違いかもしれません。大量の文章を書く人は親指シフトが絶対に向いていると思いますね。<2/25/2002 >

メールソフトの紹介/ベッキーを使おう!

 私が主催しているMLでウィルスが飛びかった。仕方なく添付ファイルの送信を止めてしまったが、先日も得体のしれないhtmlファイルが来て、ふと添付ファイルを見ると拡張子が二つある、歴然としてウィルス。さっさと削除してしまった。が、他のMLメンバーには被害続出。というわけで、OE(アウトルック・エクスプレス)からの離脱を強〜〜くお勧めしたい。ベッキーにしよう!
 実は、ベッキーがいいという話をいろいろ聞いていた。しかし、窓の杜へ行って解説を読んでも、どこがいいのかサッパリ分からなくて導入をためらっていたのだ。
 しかし、ある時、プロバイダーのメール送信にトラブルがあり(原因不明)、そこのHPでのQ&Aにはリモートメールボックスができるメールソフトを使って、トラブルが起こっているメールを削除するしかないと書かれてあった。ひどい話と思ったが、紹介されていたベッキー(正式名称はBecky! Internet Mail Ver.2)をとりあえず使ってその場を逃れようと思った。その時はまだOEを使い続けるつもりだった。
 導入してみると、ベッキーでとりこんでメールをOEのホルダーに入れるのが難しいこと、アドレスが簡単に移せないことがわかった。その時点では何かまだOEの方が使い易いように思っていた。ところが、2〜3日後に同じトラブルが起こったので仕方なく、OEを諦める決心をした。そして、ベッキーのヘルプを読んで使い方を学びはじめた。
 愕然としたのが、そのヘルプの分かりやすさ。ここまで丁寧にソフトの使い方が解説されたものを私は知らない。それだけで評価は急上昇した。その後、ずっとベッキーにお世話になり、どうしてこんないいソフトをみんなが使わないのか不思議だ、宣伝の仕方が悪いと思うようになった。ようやく、ここで私なりの解説を試みることにした。メリットをあげていこう。

 第1、ウィルスに感染しない!
 ベッキーはテキスト表示が基本。htmlのメールが来てもすぐに読めない。下の部分にファイル名が表示されるので、そこのクリックしてhtmlを見るかどうか判断する。ウィルスがあれば、そこに変なファイル名が入っている。寝ぼけて表示をしない限り、ウィルスに感染することはない。
 このメリットが最大である。ワクチン・ソフトを入れたって、新しいウィルスには対応できない。感染してしまったら、どんなに面倒なことか、友人にウィルス・メールを飛ばして迷惑をかけてしまう……OEの最新版を入れるなど煩わしく、効果が低い。

 第2、行を揃える編集機能がある。
 OEはテキストで送信するわけで、そのとき行の最後に自動的に改行が入る。適当に文章を書きながら改行する人が多い。が、こうした文章の場合書き直しをしようとすると、一行が長くなったり短くなったりして、それを修正すると面倒、きわまりない。ところが、ベッキーは著者のエディターが組み込まれていて、自動的に行を揃えてくれる。引用文の行を自動的に下げることも可能。どこで行を揃えるかもすぐに変更できる。転送してきた文章が、送信時の改行の位置の違いによって、一行が途中で切れてしまうことがよくある。これを修正するのがきわめて簡単なのである。

 第3、返事のときの個別引用がしやすい

 OEは、返事のときの引用をまとめて相手のメールをコピーするかしないか、>をつけるかつけないか、くらいしか設定を変えられない。相手のメールの個々の部分を引用しながら、返事を書くのが面倒だった。ベッキーは、返信時に自分のメールの上部に相手のメールを表示し、そこで引用したい部分を個々に選んで自分のメールに自由に複写できる。MLで、他の人が軽々と引用しているのを見てちょっと不思議だったのだが、ベッキーなどを使っているに違いない。

 第4、メール受信と送信での振り分け機能が充実
 いろいろなMLやメルマガに入っていると、ホルダーをいくつも作って振り分けをすると便利である。OEは受信メールを「メール・ルール」で振り分けが可能であるが、たくさんルールを作ると一覧で見れないので使いにくい。ベッキーは、ここのホルダーにルールを組み込んで一覧できるので使いやすい。送信メールの振り分けもできる。

 第5、アドレスの並び方を指定できる
 OEは自動的にアドレスの順番が決められてしまうが、ベッキーでは位置を決められるので、よく使うメール・アドレスを上に置いておくと、すぐにアドレスを入れることができる。

 第6、新着メールを自動的に選んで読める

 スペース・キーを叩くと、メールをどんどんページめくりして、最後になると次の新着メールに飛ぶようになっている。いちいち新着メールを探す必要がない。

 第7、その他お得なメニューがたくさん

 メモ的に使えるホルダーがあったり、いくつも署名を簡単に切り換えたり、メールに定型化した形式を適用できたり(同じ宛て先にしたり、文章を決めておいたり)、メールのヘッダーを見れたり(OEを使っているとメールの本当の姿が分からない!)、リマインダー(指示した日時にメモが現れるしかけ)など便利な機能がたくさんある。

 窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)やVector(http://www.vector.co.jp/)などでダウンロードする。価格は4千円ほど。最初高いかと思ったけど、便利さから見て非常にお安い。一カ月間は無料お試しができるので、納得できない人は試してみよう。私は2〜3日で買ってしまった。こんな秀逸なソフトはあまりないと思いますね。<6/6/2002>

ノートパソコンをデスクトップにつなぐ

 エレコム製で両端がUSB接続になって、ネットワークができるUC-NBBという部品を使ってノートパソコンとデスクトップをつないでいます。ネットワークのことがよく分からないので、適当に番号を入れて認識させ、互いに共有状態にして容量を気にせずに自由にコピーや移動ができます。職場にLANがあるので、フリーソフトをダウンロードしてノートを家に持ち帰ってコピーします。時々認識してくれないことがあるのが不可思議。
 ただ最近は、USBでメモリースティックとつなぐアダプターを使うことが増えました。デジカメで使っているメモリースティックを抜いて、ファイルをコピーして持ち運ぶわけです。学校のノートパソコンとの相性が悪くてよくフリーズする難点がありますが、最新のXPパソコンとはドライバー・インストールなしで突然差し込んで認識してくれたのが嬉しかった。5千円を切る値段がいい。メモリースティック以外にもいろいろありますが、今は32Mのメモリースティックを使用中。ほとんどこれで十分です。<3/17/2002>